第2回シンポジウム:アピール文
【2015年9月1日 第2回シンポジウムにて発表】
私たちは国会へ提出された安全保障関連法案に対し、それが日本国憲法に違反しており、日本を「戦争をできる国」へと変貌させる危険な法案であるという深刻な懸念を表明しました(第1回シンポジウム:2015年7月30日)。
参議院の審議においても、法案が憲法に違反していないことを政府は説明できていません。それだけでなく、「米軍のためなら自衛隊は毒ガス兵器や核兵器も運ぶ」という答弁など、法案のもつ危険生がいっそう明らかになっています。
また、法案の内容が国民の間に知れ渡るにつれ、ますます反対の声が大きくなっています。8月30日に10万人を超える人々が国会前に集結し、長野県内においても30をこえる市町村で集会などが開かれ、約2,000人の人々が集まったたことは、法案の危険性を多くの国民が理解し始めているからでしょう。
憲法99条は、国会議員に憲法忠誠義務を課しています。ましてや参議院は「数の力」ではない「良識の府」として位置づけられてきました。参議院は、憲法に違反することが一見明白であり、民意にも反している法案を可決してはならないはずです。
わたしたちは、すべての国会議員が、各々の良心に従い、日本国民の代表として、法案の廃案という行動をとることを強く要求します。
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