第6回シンポジウム:アピール文
【2015年12月8日 第6回シンポジウムにて発表】
安倍内閣は、本当に臨時国会を開かないつもりのようである。このような、国会によるコントロールの機会が保障されない「議院内閣制」は、戦力にあたらない集団的自衛権と同様、ブラックジョーク以外のなにものでもない。そしてなにより、このような統治は明らかに違憲である。
自民党と公明党による強行採決によって成立した新安保法制もまた違憲であり、政府与党は新安保法制を速やかに撤回する法的義務がある。もし、自民党と公明党が、その義務を放棄するのであれば、その他の政党が、その義務を果たさなければならない。
そのために、野党は、今こそ、協力し合わなければならない。来年の参議院選挙において、野党が分裂したまま選挙を迎えるならば、違憲の法律を除去する体制は望めない。その結果、不利益をこうむるのは国民である。わたしたちは、野党各党に対し、違憲の安保法制を除去するために、小異を捨てて選挙協力をおこなうよう、強く求める。

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