

第50回シンポジウム:アピール文
新安保法制の撤回を求める信州大学人の会は、新安保法制の審議が国会でおこなれていた2015年7月に発足しました。その理由は、新安保法制の制定過程が、戦後長期にわたって蓄積されてきた憲法上のルールを意図的に破ろうとするものであったからです。「真理と平和の追究に従事する私たち大学...


第49回シンポジウム:アピール文
7月21日に参議院議員選挙がおこなわれる。2012年12月に安倍政権が成立してから、5回目の国政選挙である。2017年の衆議院選挙においては、野党第一党であった政党が、成立したばかりの政党にまるごと飲み込まれそうになるという暴挙がおきた。結果として野党第一党は二つに分かれ、...


第48回シンポジウム:アピール文
集団的自衛権の行使を容認した新安保法制は、まだ本格的に発動されてはいない。しかし、5月17日付の朝日新聞によると、北朝鮮とアメリカとの関係が緊張していた2017年、新安保法制の発動を自衛隊のトップが検討していたという。河野前統幕長は、「やる、やらないを決めるのはトランプ大統...


第47回シンポジウム:アピール文
【2019年5月14日 第47回シンポジウムにて発表】 2019年5月1日、新天皇が即位し、私たちは象徴天皇制のもとで2度目の「天皇代替わり」を経験することとなった。あわせて元号も「令和」と改元された。 1989年の「代替わり」と比べて、日本社会は「奉祝」ムードにあふれ、「...


第46回シンポジウム:アピール文
【2019年4月9日 第46回シンポジウムにて発表】 去る2月24日、沖縄県で、「普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋立てに対する賛否についての県民による投票」がおこなわれた。投票率が50%を超え、反対が70%を超えていることから...


第45回シンポジウム:アピール文
【2019年3月12日 第45回シンポジウムにて発表】 さる2月24日に実施された辺野古基地建設をめぐる沖縄県民投票は、投票者の7割が辺野古移設に反対するという結果となった。 かえりみれば、陳情や基地反対運動、選挙結果など、いくどとなく示された「民意」を本土政府はことごとく...


第44回シンポジウム:アピール文
【2019年2月12日 第44回シンポジウムにて発表】 これまで何度も主張してきたように、現政権の特徴は、「非立憲」という政治手法に頼っていることである。そうであるとすれば、これは由々しき問題である。なぜならば、「立憲」こそが、多様な人間が一つの政治体制において共存していく...


第43回シンポジウム:アピール文
【2019年1月8日 第43回シンポジウムにて発表】 2012年12月に成立した第2次安倍政権の下で、非立憲的な政治が横行している。それは、まず、秘密保護法、新安保法制、共謀罪の制定にみられるように、他国との戦争の可能性を前提とし、市民の精神の自由を抑圧することを容認する法...