第42回シンポジウム:アピール文
【2018年12月11日 第42回シンポジウムにて発表】 憲法とは、多数決原理でなされる通常の政治過程の前提となるルールである。多数決の原理は通常の政治過程においては確かに有用である。しかしながら、多数決による決定が常に妥当な結果を導くとは限らない。憲法は、少数者...
第40回シンポジウム:アピール文
【2018年10月9日 第40回シンポジウムにて発表】 「新安保法制の撤回を求める信州大学人の会」は、新安保法案が審議されていた2015年7月以来、毎月一回のシンポジウムを開催してきた。そのシンポは、今回で40回目を迎える。...
第38回シンポジウム:アピール文
【2018年8月7日 第38回シンポジウムにて発表】 「人類は歴史を忘れ、あるいは直視することをやめたとき、再び重大な過ちを犯してしまします。だからこそ私たちは「ヒロシマ」を「継続」して語り伝えなければなりません」。8月6日、「原爆の日」を迎えて発表された広島平和宣言のなか...
第37回シンポジウム:アピール文
【2018年7月10日 第37回シンポジウムにて発表】 新安保法制の成立から3年目の夏を迎えようとしている。この期間の歴史は,どのように理解され,描かれるのだろうか?「新安保法制とその時代」は、「記録」と「記憶」の十分な検証を通じて、偽りなく描かれなければならない。...
第36回シンポジウム:アピール文
【2018年6月12日 第36回シンポジウムにて発表】 主要農産物種子法(以下、種子法)は戦後、日本が食糧難に瀕している時代に国民の食生活を維持することを目的に制定された法律である。当時とは異なり、現代はスーパーやコンビニで手軽に食品を購入できる時代であるが、日本の食料自給...
第35回シンポジウム:アピール文
【2018年5月8日 第35回シンポジウムにて発表】 2018年3月25日、自由民主党は党大会を開き、①自衛隊の憲法9条への明記、②緊急事態条項、③参議院の合区解消、④教育の充実の追加の4つの項目で憲法改正を進めていくことを確認した。 ...
第34回シンポジウム:アピール文
【2018年4月10日 第34回シンポジウム発表】 私たちは,この1ヶ月間における情勢の変化が,新安保法制の撤回を求めつつ現在の状況を学問的かつ多角的に分析・討論してきた私たちのシンポジウムで議論すべき多くの問題を提起していると考えます。...
第33回シンポジウム:アピール文
【2018年3月13日 第33回シンポジウムにて発表】 憲法(Constitution) とは単なる条文のことではなく、国民によって生み出された権力が国民のために適正に使用されるための仕組みのことである。日本国憲法の前文に、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであっ...