第30回シンポジウム:アピール文
【2017年12月12日 第30回シンポジウムにて発表】 新安保法制の撤回を求める信州大学人の会のシンポジウムは、今回で第三〇回を数える。今回のテーマは、松本と戦争である。わたしたちは、戦争の被害の歴史とともに加害の歴史を知る必要がある。それは、二度と同じような戦争を起こし...
第29回シンポジウム:アピール文
【2017年11月4日 第29回シンポジウムにて発表】 2017年衆議院総選挙は、「国難」を理由にしておこなわれた。解散による政治の空白期を作ってまで対処しなければならないとされた「国難」とは一体何だったのか、未だに国民に対して十分な説明はない。...
第28回シンポジウム:アピール文
【2017年10月10日 第28回シンポジウムにて発表】 2014年12月の突如の衆議院解散総選挙から3年経たないうちに、安倍内閣は、ふたたび衆議院を解散した。6月に野党から求められた憲法53条に基づく臨時会開催の要求を3か月放置したあげくの臨時会冒頭解散である。...
第27回シンポジウム:アピール文
【2017年9月12日 第27回シンポジウムにて発表】 「ねぇ なぜ戦争はなくならないの?」 「言うこと聞かないなら,やっつけちゃえばいいじゃん」 いま,子ども達は一方で貧困におびやかされつつ,同時に強者になること,暴力への誘惑のなかで,するどい問いを投げかけつつある。いま...
第26回シンポジウム:アピール文
【2017年8月5日 第26回シンポジウムにて発表】 2017年8月3日、安倍首相は、内閣改造をおこなった。森友問題、加計問題、共謀罪の強行的制定によって支持率が下がった結果、自民党内のさまざまな立場の有力者を入閣させることによって、内閣の安定を図ろうとしたものである。憲法...
第25回シンポジウム:アピール文
【2017年7月11日 第25回シンポジウムにて発表】 2017年6月15日、日本の刑法体系を根本的に変更する共謀罪が国会において成立した。衆議院の委員会における強行採決に加え、参議院では、委員会の審議を途中で打ち切る「中間報告」という卑劣な手法が使われた。日本の国会におけ...
第24回シンポジウム:アピール文
【2017年6月13日 第24回シンポジウムにて発表】 日本国憲法前文には、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」とある。この「人類普遍の原理」は、国民が制定した憲...
第23回シンポジウム:アピール文
【2017年5月9日 第23回シンポジウムにて発表】 日本は、いつの間に立憲主義ではなくなったのでしょうか。 憲法によって、権力者の権力をしばって、「弱い私」を守り、憲法に従って、国を運営していく。それが立憲主義です。目指したのは、戦争をせず、平和で、人権が尊重され、私た...
第22回シンポジウム:アピール文
【2017年4月11日 第22回シンポジウムにて発表】 わたしたちは、4月7日におこなわれたアメリカ合衆国によるシリア攻撃に強く反対します。 もちろん、化学兵器の使用は決して許されるものではありません。化学兵器によって傷ついた子どもの映像が世界を駆け巡り、世界の人びとには、...
第21回シンポジウム:アピール文
【2017年3月14日 第21回シンポジウムにて発表】 安倍内閣は南スーダンPKOからの自衛隊の撤退を決めた。この決定をわたしたちは歓迎する。しかし、撤退の理由が、「南スーダンでの活動が今年1月に5年を迎え、部隊の派遣としては過去最長となり、一定の区切りをつけられると判断し...